理事長の新年ご挨拶

明けましておめでとうございます。東京鍼灸マッサージ協同組合理事長の 上田 孝之 です。令和として初の年明けを迎え、清々しい気持ちで東鍼協理事長としての仕事ができますことを本当に嬉しく感じております。
本年2020年の干支は最初に戻ってねずみになりますね。子(ねずみ)はすぐに子ねずみが増え成長することから、子孫繁栄に縁起の良い干支であると言われますが、実はねずみ年のもう一つの特徴として、“行動力と財”があります。
財とはお金だけではなく人脈や経験、もちろん人材も貴重な“財”でしょう。今年はねずみ年にあやかり行動力をフルに発揮して、財を成したいと思います。
私も60の還暦を過ぎたあたりから非常に性格が丸くなりまして、いちいち業界のことに腹を立てたり癇癪おこしたりすることが激減してしまいました。
しかしながらこれではダメですね。納得できないことは納得できない。認められないものは認められない。たとえ“クレーマー”と思われようが、私は正しいことを今後とも徹底的に追及して参ります。
私が東鍼協理事長として日々、保険者や行政を相手に常に「攻め」の仕事ができますのも、東鍼協に結集していただいている組合員の皆様のおかげであります。東鍼協は関東エリアの8都県に組合員を擁する結集団体でありますから、本年も組織力を生かし、引き続き遠慮なく保険者・行政に“もの申す”協同組合であり続けたいと心新たに決意いたしました。
療養費を取り巻く環境は、昨年までの徹底した適正化の名のもとに実施されてしまった諸改悪、すなわち、
①医師の同意書の添付義務化により口頭同意の廃止
②施術報告書、往療内訳表、1年以上・月16回以上施術継続理由・状態記入書
③保険者の自由裁量による受領委任の取扱い
により、煩雑な事務処理が保険請求の手枷・足枷になってしまいました。しかし、私ども東鍼協は決して諦めずに前に進んでいきましょう。
それには、療養費を保険者から返戻されたなら必ず再請求して闘って参りましょう。理事長である私も自ら最前線に立ち、審査請求の代理人として先生方とその患者さんを必ずお守り致します。
本年も、東鍼協の組合員の皆様がお互いに財を生みあう関係でいられるために、ねずみにあやかり、まさに“財”を構築できますことを祈念いたしまして、年頭のご挨拶に代えさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
理事長 上 田 孝 之

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